竹と人との関わり

人と竹との関わり

 かごやほうきに水差し、壁の芯や樋や桟・垂木・床などの住まいの部材、そして古くは平安京の時代に都市の下水管などにも使われた竹。硬くて中が空洞、成長が早くて繁殖しやすい竹は、最も身近な資源のひとつとして古くから日本の暮らしに根付き、人々の生活を支えてきました。また、しっかりと根を張り、横に増殖していくため、川の土手や水辺の竹林は台風や大水を防いだりする役割などもしてきました。タケノコは栄養たっぷりの食料ともなりました。
 そのような恵み多い竹は、古来より人里近くに植えられ、人の暮らす土地にはかならず竹林がありました。
 しかし、そんな暮らしの中に、竹に替わってプラスチックが入ってくると、丈夫で水に強く、安価で大量生産が可能なプラスチック製品が生活の道具の大半を占めるようになってしまいました。住まいの素材においても、コンクリートや鉄、アルミ、ステンレスなどが大量に使われるようになってから、資源としての竹の利用はほとんどなくなってしまいました。
 いまや、放ったらかしにされてしまった竹林が林地や畑地、住宅地などに侵食して全国各地に広がっています。そのような竹林では、密生した竹が日光を遮断するため、真っ暗で生き物が住めず、また集中豪雨などの後に一気に土砂崩れをおこす可能性があります。 竹は人が使い、共に生きてこそ価値があるもの。現代において、竹の繊維の工業製品化や燃料化などの技術も新たに生まれ、エコ資源としての竹の価値が再び注目を集め始めています。みなさんも一緒に、竹と作るよりよいライフスタイルを実践してみましょう!

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