京都竹カフェ|京都竹カフェのメンバー紹介

京都竹カフェ 放置竹林対策にかかるプラットフォーム

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▼ 京都竹カフェのメンバーを初めとする、竹に関わる方々の声を集めました!


岩崎さん 竹炭工房 三代目伝徳

Q、竹炭工房をはじめられたきっかけを教えてください。

竹炭工房三代目伝徳を始めた父(代表の岩崎賢二さん)は東京でサラリーマンをしていました。仕事に追われ、お金を稼ぐことに野心を燃やし、週末にはスキーや登山等で体を癒していました。そんな時、モンゴルで植林活動をしている新野恵さんを知り、彼が植林活動の時に竹炭を木の根元に使ったことに興味を持ちました。いてもたってもいられなくなり、両親と山口県まで話を聞きに行きました。今では彼を師匠と呼ぶ程慕っています。彼との出会いをきっかけに自分が何のために仕事をしているのかを考え「サラリーマンを辞めても、戻りたかったらまたやり直せればいい」と思い立ち、竹炭工房を始めました
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Q、竹炭工房ではどのようにお仕事をされているのでしょうか。

竹炭工房は綾部市にあります。工房の周りは農地と竹林と林で囲まれていますが、その竹林のほとんどは放置竹林です。

経営は両親と奥さんの4人で行っています。昔はスキーや山登りに出かけていた週末休暇も今はほとんどありません。理由は2つ。この仕事が忙しいということもありますが、一番の理由は竹を切る作業、竹炭を作る作業、竹炭を磨く作業、どの工程も自身を癒してくれるからです。家族もいきいきとその作業をしています。竹は癒しの存在であり、全く苦にならないんです。この仕事を始めて、以前より家族が仲良くなりました。



Q、竹炭工房三代目伝徳さんのこだわりを教えてください。

竹炭工房では、月に2回、1回50時間をかけて竹炭を焼いています。その理由は、時間的に可能な回数であること。そしてこの2回という数字に、独自のアイディアでユーモア溢れる物語性を持たせました。一般的に植物が成長するのは光合成が可能な昼間ですが、竹は夜、月が出ているときも成長します。そんな不思議な特徴は竹取物語のかぐや姫が夜、竹から生まれ美しい娘となって月へと戻っていく光景に重なりました。そこで月2回の炭焼きの日を満月と新月の日に設定しました。このわかりやすい日にち設定が、竹炭を焼くときによく見学者が来てくれる理由なのかもしれません。
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Q、竹炭工房三代目伝徳さんの自慢の商品について教えてください。

竹炭工房では、竹炭・竹酢を始め、竹精という竹酢と竹礫を混ぜて蒸留させたものを販売しています。竹炭はネックレスやブレスレットというアクセサリーにして販売しています。ハート、ひし形、カエルの表情のものまで様々な種類があります。それを一つ作るのに7種類の紙やすりで5、6時間炭を磨くのでかなりの時間を費やしています。そうして出来上がった作品は大理石を思わせるような光沢を放ちます。

炭は完全に炭化していないものだと電気を通しませんが、この炭は電気がしっかりと通ります。又、この炭は叩くと金属の音がします。これもよい竹炭の証です。実際その硬さは金属のようで竹炭を切るときの刃が負けるくらい丈夫です。もちろん、初めからこのように良い竹炭ができたわけではありません。始めた頃は竹同士の隙間の空き具合で竹が灰になってしまったり、炭化が完全でなかったり、今に至るまでは多くの失敗がありました。
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Q、岩崎さんにとっての竹の魅力とはズバリ?

竹の魅力はその不思議さですね。実際に効用が認められているわけではありませんが、竹炭を磨くだけで癒されたり、シックハウス症候群の人が竹炭を作る際に出る煙を浴びて楽になったりしたという例があります。他にも竹精でアトピーが治ったり・・・まだまだ科学で証明されていないこともたくさんあります。竹林は宝の山です。竹はそのままの素材としても多様なものができます。そこから竹炭にすればさらに用途は広がります。春には筍もできます。竹の用途の広さも竹の魅力の1つですね。



Q、最後に、今後の展望をお聞かせください。

今後、竹を通して自然の本来性を取り戻したいです。それは、農業でいえば化学肥料などを使わずに竹炭を土壌に使用するなど自然のものの組み合わせで成り立つような社会づくりです。人間が汚している海も竹炭できれいにしたいですね。

取材: 2011年3月 大河(立大1)・田中(橘大2)/(学生インターン)