京都竹カフェ|イベント報告

京都竹カフェ 放置竹林対策にかかるプラットフォーム

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2011年3月6日(日) 竹まなびツアー「竹メッセ in たき」

三重県多気町で、放置竹林を間伐、整備して環境の質を高め、同時に間伐した竹の循環型の社会の構築について考えるイベント「竹メッセin多気」が開催されました。利用技術を開発している大学や、それを活用して事業化しようとしている企業、竹に関わる活動をしている団体が集まり、お互いに関わり合い、ビジネスパートナーを見つけることを目的としたこのイベントに、竹カフェメンバーおよび一般参加者で早速出かけました!
竹まなび1


多気町民文化会館内の会場では、のぼりが何本も立ち、竹に関する研究、事業、活動などの様々なブースが設営されていました。京都竹カフェのメンバーであるサークルかもめさんの竹粉を使った生地でタケノコのあんをくるんだおやきの提供や、同志社大学竹の高度利用研究センター長藤井透先生の竹のスピーカーも発見。その他、竹の椅子や様々な繊維の商品などの内容の濃い展示がされていました。 盛りだくさんの内容の、一部をご報告します!

プログラムでは、まず藤井透先生による竹の粉末の活用についての基調講演が行われました。中国での竹繊維の作り方は日本に比べると格段に安くできて、しかも竹は中国の中にたくさん生えているため、効率も良いそうです。慈竹という品種があり、節と節の間がとても長く加工もしやすいため、中国では3万で済むものも日本では15万はかかってしまうのだとか・・・。 竹の粉で抗菌作用があるのは限られた部位だけであり、作るのには時間もお金もかかり、農業への活用などもなかなか厳しいようです。そこで藤井教授は竹の繊維をそのまま取り出し、それを自動車のボディに役立てることを提案。この方法で作られた内装材は実際に実現されており、今後が期待されます!
竹まなび2

竹まなび3

いつでもイベントを盛り上げてくれるのは食べ物ですが、今回用意された昼食の趣向も感動もの。なんと竹尽くしの「竹林で味わうタケノコ料理」でした。 たき環境くらぶ「竹遊号」が間伐整備した竹林(クリスタルの森)の中で、竹を使った飯ごう炊飯の体験も行われました。多気町が海に近いこともあり、魚の煮汁を使ってご飯が炊かれ、タケノコとわかめの煮物や、タラのすり身にタケノコなどを混ぜて揚げたものなど、海の幸と竹林の恵みが凝縮されたご馳走で、とてもおいしかったです。
竹まなび4

食器もすべて竹で作られていて、単に竹を半分に割っただけではなく、下を切っておき、地面におけるような工夫も。箸も竹で作られており、繊維が出てこないように丁寧に磨かれていました。

ステージでは、竹に関する活動報告が行われました。 まずはたき環境くらぶ「竹遊号」の村林光明さんから、竹を使ったバイオ炭の土壌改良資材としての農業利用とその効果についての発表。堆肥との併用でバイオ炭を使うことによって、収穫量は格段に上がるとのこと。その効果はなんと、葉菜類では2.1倍、根+菜類では1.9倍、マメ類では1.4倍、イモ類は2.0倍、トマトは糖度が5.0から7.0になるとのこと!ぜひ使ってみたいですね。

次に中越パルプ工業株式会社の近藤博さんから、1998年から開始された竹紙の製造についてのお話。日本の竹100%で紙を作っているのはここの川内工場だけで、竹紙製造に使う年間の竹の量は2トンで、放置竹林の伐採に貢献しているそうです。日本の竹100%で作った竹紙は繊維が細く、鉛筆などで書いた時に書き心地がとてもなめらかなのだそう。竹は3分の2が空洞なので、輸送費が増える、同じ理由で加工費も増えるという問題がありましたが、竹材の提供者も輸送費も払うなど、負担を分け合うことで解決されたとのことです。

次に三重県林業研究所から岸久雄さんが、竹粉成形体の材質と製造方法についてのお話をされました。木質系原料や竹の有効活用、環境に負荷を与えない材料の提供を目指したところ、竹を使用した生分解性を保持した成型体の製造を始めたとのこと。

最後に有限会社美宝の藤田惇成さんから、竹から生まれた竹茶についてのご紹介。竹エキス入りの化粧品などを製造していた有限会社美宝の竹茶「竹清水高野」は、国産の竹から独自の方法で採取した竹繊維を世界遺産である高野山の清水で煎じたもの。ほどよい渋めの大人味で焼酎割にもおすすめだとか。実際飲んでみるとゴクゴク飲めるような清涼感で、スポーツの後でもおいしく飲めそう!

その後、参加者全員が自由に話し合う大交流会「竹が取り持つ縁結び」が行われました。 竹粉利用(工業面)、竹炭/竹酢液の販売、竹繊維事業、竹細工、竹林イベント、竹の生態学、竹の土壌改善利用、竹紙の製造、竹粉の材質と製造、竹茶、竹のまちづくり・・・といったそれぞれのテーマのブースに分かれており、自分の興味のあるブースで話あう、という趣旨のもの。取材者は竹遊号さんが司会をしている竹のまちづくりのブースへ・・・ 竹遊号さんは三重県多気町のクリスタルの森を中心に活動していて、竹を主なテーマの一つとして考え、循環型のまちづくりを目指しており、具体的には「十五夜竹灯ろう」という、近所のスーパーマーケットチェーン「マックスバリュ」の使用済みの天ぷら油を固体化し、それを竹に入れて灯ろうを作り、満月の夜に竹林を照らすというイベントを毎年しているそう。ボランティアならではの問題ですが、一緒に活動できる人を集めるのに苦労されており、「いくら竹の利用方法についていい案が出たとしても、実際に竹林に入っていく人がいなければ放置竹林の伐採などできない」との言葉。 伐採した竹はチップにして無料で配布しており、肥料として多く活用されて地元の人からはとても喜ばれているそうです。今後のプランは竹垣をクリスタルの森の中に作ること。京都に視察にいき、竹垣も多様であることを発見し、参考にしていきたいと話されていました。

盛りだくさんの内容の「竹メッセin多気」、多気町の皆さんの意欲とともに、今後の竹の利活用に向けた可能性をたっぷりと実感できたすばらしいイベントでした!こういう機会が増えて、一般の竹への関心がもっと広がることを期待します!

2010年度

2011年3月26.27日(土・日)

  • 竹まつり

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2011年3月17日(木)

  • リレー講演会 「竹が語る人との関わり」

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2011年3月6日(日)

  • 竹まなびツアー「竹メッセ in たき」

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2011年3月3日(木)

  • 「自然に育まれた生活と文化を創る?竹素材の優しさと安らぎ?」

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2011年2月17日(木)

  • リレー講演会 「生活文化と竹との関わり」

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2010年12月4日(土)

  • 竹まなびツアー

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