京都竹カフェ|イベント報告

京都竹カフェ 放置竹林対策にかかるプラットフォーム

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2012年2月2日(木) リレー講演会 「国産の竹資源化を地産地消の地域熱エネルギーで」
 講師: ㈱バンブージャパン代表取締役社長 亜岐健司さん

竹が大好きでいつの間にやら、株式会社を立ち上げてしまった亜岐健司さん(株式会社バンブージャパン代表取締役社長)をゲストにお招きしました。そんな竹博士に竹のバイオマス利用から放置荒廃竹林の解消までのお話を頂きました。当日は様々な立場からの意見が飛び交い、竹カフェらしい自由な場になりました♪

■NPOから会社へ

 「竹が好き過ぎて、『竹バカ』で検索にかけると上位にでてくるんですよ」と笑顔で話す亜岐さん。NPOで竹の伐採に取り組んでおられましたが、「もっと責任を持ってやりたい!」と思い立ち株式会社バンブージャパンを設立されました。月産2万トンの竹の資源化を計画、事業化されています。「放置荒廃竹林の解消には地産地消で地元の熱源として使用する仕組みをつくるべきですし、そうした小さなサイクルがコスト問題で中国に負けている日本の竹林利用には欠かせないと考えています。2002年にできた、福島県いわき市にある小名浜発電所(火力)も全使用量の3% の竹さえも低コストの海外から輸入していました。そうなってしまう1つの理由がやはり『化石燃料と比較するとカロリーが1/4と少ない』ということ。そこで私は、熱源を最大限に利用できるボイラーに注目しました。ボイラーを求めて全国を飛び回りましたが、規格が大き過ぎるものなど、なかなかしっくりくるものがありませんでした。そんな風にいろいろと情報収集をしながら『そもそもなぜ、バイオマスは普及しないのか』という疑問が湧いてきました。それは、石油の変動の激しさによるということ。石油が低落した時ダイレクトに純利益を圧迫しかねません。そんなエネルギーにどこの企業が投資するでしょうか?」と、現状の重さを語られました。

■放置荒廃竹林と組み合わせる何か

そんな折、亜岐様は1つの光を見つけられます。それが車の塗装を洗い流すときに出る廃液です。この塗料はバイオマス資源の中では産業廃棄物系に分類され有機性工場廃液に当たります。これも立派なバイオマスの1つなのだそうです。この廃液と粉砕した竹や杉などを約1対3の割合で混ぜ合わせるとペレット状にしやすいそうです。このようなリサイクル資源を用いることで資金繰りを何とかしようと考えられたのです。「しかし、問題は地方によってバイオマス・ニッポン総合戦略を理解しているところとそうでないところがあるということ。これは、この技術の普及に大きく関わってきます。東と西では大きく意識の差が出ています。今回、京都竹カフェで講演させて頂いたのをきっかけに京都での普及も考えていますよ。」

■キロ60円の壁

そんな京都での産業をお考えの亜岐さんに藤井先生から「京都竹カフェでも1月14日のイベントで温泉施設の社長さんが来られていました。その方は竹を使った露天風呂などを考えておられましたよ。しかし、コスト面は大きいようです。仮にキロ60円で出回ったとしたら採算は取れるのでしょうか。」と会場に。会場からは「運送代もかかるし、竹を完璧に乾燥させるにもお金がかかる。企業と折り合っていこうと思うとどうしてもお金の問題は解消しなくてはならないですよね。」と厳しい一言。そんな議論に「ボイラーがあってもキロ60円ではコストがかかり過ぎて、温泉施設では使いたくても使えない状態です。それに初期投資が大きな負担になりますね。」と現状を苦い面持ちで語られました。「木質ペレットの場合ですと、ボイラー用にはキロ30〜35円で出回っています。全国平均にしますと20〜40円です。また、ボイラーへの助成金制度もあり、京都市では購入額と設置工事費の3分の1を助成していますよ。」と会場より情報も寄せられました。また「バイオマスは、初期投資には助成金が出るがその後がない。運営費をどうまかなうかが大きな課題になっています。」との意見も。バイオマスを事業として成り立たせるには並大抵のことでは成功は難しい様子です。

■これからのバイオマス

「これは私がいつも聞いていることなのですが、放置竹林が仮に解消されたとして、その後の竹林の展開としては『竹林を再生し繰り返し使う』のか『竹林は消滅させ、広葉樹などの天然林に戻す』のかみなさんはどうお考えですか。」との会場からの投げかけがありました。「放置された竹林に皆伐の手を5年も施せば、竹林はほぼ消滅してしまいます。それを大きなスパンで3つに分けて順々に行う方法があるけれど私はまだ勇気がなくてやったことがないわ。でも京都の景観のことを考えるとみんな皆伐してしまって竹林を消滅してしまうなんて考えられないわ。」との意見もでました。確かに、放置竹林が解消した後、私たちはどちらの道を選んでいるのでしょうね。しかし、竹林は地域に根ざしたもの。それぞれの場所でその土地の住民の方が活動されているようにきっと多様な形が生まれてくるのではないでしょうか。

亜岐さん、バイオマスについての熱い思いと様々な技術のお話をありがとうございました!

2011年度

2012年3月20日(木)

  • 竹フォーラム

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2012年2月2日(木)

  • リレー講演会 「国産の竹資源化を地産地消の地域熱エネルギーで」

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2012年1月14日(土)

  • 2012年竹カフェ新年会

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2011年10月27日

  • リレー講演会 「竹が語る人との関わり」part2

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2011年10月8日(土)

  • 長岡京竹あそび

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2011年9月15日(木)

  • 竹まなびツアー

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2011年7月21日(木)

  • リレー講演会 「竹と森林生態系の変化と環境への影響(CO2、防災など)とあるべき姿」

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2010年度

2011年3月26.27日(土・日)

  • 竹まつり

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2011年3月17日(木)

  • リレー講演会 「竹が語る人との関わり」

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2011年3月6日(日)

  • 竹まなびツアー「竹メッセ in たき」

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2011年3月3日(木)

  • 「自然に育まれた生活と文化を創る?竹素材の優しさと安らぎ?」

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2011年2月17日(木)

  • リレー講演会 「生活文化と竹との関わり」

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2010年12月4日(土)

  • 竹まなびツアー

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